手書き製図のメリット
手書き製図のメリットとしてまず挙げられるのは、製図にかかる費用が抑えられることです。CADを導入する場合、必ずかかるのが初期費用。CADはソフトにより価格が異なりますが、おおよそ10万円前後が目安です。ただし、より高機能なものであれば数十万円ほどの価格も珍しくありません。その他、製図が行えるだけのスペックを持ったパソコンがなければ、パソコンの購入費用も発生します。手書き製図であれば、このような費用は一切かかりません。
また、手書き製図をするにあたっては、コンピューターの操作に関する知識がそれほど多くなくても製図できることもメリットです。製図の専門知識があればまず対応できます。手書きで製図するためには、自分で調べたり、実際にさまざまな道具を使いながら図を制作したり、工程が多くなるので、それが自分の製図スキルを磨くことにもつながるでしょう。
手書き製図のデメリット
手書き製図のデメリットとして大きいのは、作業効率が落ちやすいことです。メリットで触れた通り、手書きで製図するからこそ磨きやすいスキルもあります。しかし、作業にかかるスピード面では、やはりCADなどコンピューターを使用した製図の方が速く、効率が良いと言えるでしょう。特に図面を修正する作業に関しては、手書きとコンピューターで大きく効率が変わりやすい部分です。また、CADを使えばコンピューターが補助してくれるところも多いので、製図の経験が浅い人なども手書きの方がスピードが遅くなりやすいでしょう。
電気CADとは電気回路の設計を書くソフトウェアです。 電気の図面記号などのパーツが用意されているのでとても便利です。